2021年1月に第1回目の大学入学共通テストが実施されました。初めての試験ということで共通テストを利用した入試のボーダーがどうなるのかさまざまな予想がされました。
センター試験に比べて難化すると思われていましたが、全体的にセンター試験よりもやや易しい試験となりました。
2年目の共通テストは数学Ⅰと筆頭として大幅に難化をし驚いた受験生や教育関係者が多くいました。
気になるのが3年目となる2023年の大学入学共通テストです。
2023年の共通テストのボーダーはどうなるのでしょうか?
もくじ
入試予想ランキングの共通テストボーダー
河合塾から入試予想ランキングが発表されました。
2022年は予想よりもボーダーが下がった大学が多かったようです。
ここでは前期日程の学部系統別の最上位の大学の共通テストボーダー予想を紹介します。
学部系統 | 大学・学部 | 共テボーダー |
---|---|---|
文・人文学系 | 東京(文Ⅲ) 京都(文ー人文) | 82 |
文・人文学系 | 京都(文・教育) | 80 |
社会・国際学系 | 一橋(社会) | 83 |
社会・国際学系 | 横浜市立(国際教養) | 82 |
法・政治学系 | 東京(文Ⅰ) 京都(法) | 82 |
経済・経営・商学系 | 東京(文Ⅱ) 京都(経済) | 82 |
経済・経営・商学系 | 一橋(商) 横浜市立(国際商) | 79 |
教育-教員養成課程 | 東京学芸(教育中数) | 75 |
教育-教員養成課程 | 金沢(文系) | 76 |
教育-総合科学課程 | 大阪教育(グローバル) | 72 |
教育-総合科学課程 | 東京学芸(カウ) 広島(教育ー言語) | 71 |
理学系 | 東京(理Ⅰ・Ⅱ) | 85 |
理学系 | 京都(理) | 82 |
工学系 | 東京(理Ⅰ・Ⅱ) | 85 |
工学系 | 京都(工) | 83 |
農学系 | 東京(理Ⅰ・Ⅱ) | 85 |
農学系 | 北海道(獣医) 京都(農) | 81 |
医・歯・薬・保健学系 | 東京(理Ⅲ) | 91 |
医・歯・薬・保健学系 | 京都(医) 東京医科歯科(医) | 86 |
生活科学系 | お茶の水女子(生活科学) | 75 |
生活科学系 | 大阪公立(生活科学) 奈良女子(生活環境) | 70 |
芸術・スポーツ科学系 | 東京藝術(美術) | 83 |
芸術・スポーツ科学系 | 筑波(芸術) | 72 |
総合・環境・情報・人間学系 | 京都(人総) | 90 |
総合・環境・情報・人間学系 | 大阪(人間科学) | 80 |
3年目の共通テスト予想は難化?易化?
予想に反して易化した初年度の共通テストですが、2年目の2022年はどうなるのでしょうか?
2年目大幅難化も3年易化するとの予想は早計
3年目の予想を引用します。
さらに2022年度は数学のインパクトが大きく「平均点が大きく下がった」と話題になりました。決して全科目が一斉に難化したというわけではありません。実は英語の平均点は上がっています。逆に、2023年度は英語が難化する可能性もあるのです。そう考えると、共通テスト全体として来年また平均点が下がったとしてもおかしくはありません。
2年目で大幅に難化したからと言って、2023年は易化するとの予想は危険と考えているようです。
受験生の動向は?
2023年の受験生の動向について引用します。
コロナ前に「景気が良い」と言われていたころは文系の人気が高かったのですが、コロナ禍に入ってここ2年くらいは「文低理高」です。
資格に直結する系統の人気が高く、その最たるものが医学部・薬学部
理系の新しいトレンドでいえば、中学高校の探究型学習のテーマに選ばれやすく、ニュースでもよく取り上げられるSDGs系の領域に人気が集まっています。これまで農・水産系はあまり人気がなかった分野ですが、ウクライナ侵攻での食料品の価格高騰や、近年の環境・資源・食の問題により、注目が集まるようになりました。
受験生の動向をとらえつつ、2回の共通テストの過去問を分析し、しっかりと対策をすることが大切です。
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