2021年1月に第1回目の大学入学共通テストが実施されました。初めての試験ということで共通テストを利用した入試のボーダーがどうなるのかさまざまな予想がされました。
センター試験に比べて難化すると思われていましたが、全体的にセンター試験よりもやや易しい試験となりました。
気になるのが2年目となる2022年の大学入学共通テストです。
2022年の共通テストのボーダーはどうなるのでしょうか?
もくじ
入試予想ランキングの共通テストボーダー
河合塾から入試予想ランキングが発表されました。
まず、いくつかの大学の2022年度予想・2021年度予想・実際のボーダーを見ていきたいと思います。
大学 | 2022年予想 | 2021年実際 | 2021年予想 |
---|---|---|---|
東京大学(理科三) | 91% | 91% | 91% |
一橋(社会-社会) | 87% | 87% | 85% |
東京(文科一・二類) | 87% | 87% | 87% |
東京(理科一類) | 89% | 89% | 87% |
京都大学 (総合人間-総合人間文系) | 90% | 90% | 93% |
2021年は予想よりもボーダーが上がった大学が多かったようです。ただし、京都大学人間科学部のように一部の大学では下がっています。
2022年の予想はおおむね2021年の実績と同様と予想されています。
ここでは前期日程の学部系統別の最上位の大学の共通テストボーダー予想を紹介します。
学部系統 | 大学・学部 | 共テボーダー |
---|---|---|
文・人文学系 | 東京(文Ⅲ) | 87 |
文・人文学系 | 京都(文・教育) | 85 |
社会・国際学系 | 一橋(社会) | 87 |
社会・国際学系 | 横浜市立(国際教養) | 85 |
法・政治学系 | 東京(文Ⅰ) | 87 |
法・政治学系 | 京都(法) | 86 |
経済・経営・商学系 | 東京(文Ⅱ) | 87 |
経済・経営・商学系 | 京都(経済) | 87 |
教育-教員養成課程 | 東京学芸(教育中数) | 81 |
教育-教員養成課程 | 金沢(文系) | 80 |
教育-総合科学課程 | 大阪教育(グローバル) | 75 |
教育-総合科学課程 | 東京学芸(カウ) | 72 |
理学系 | 東京(理Ⅰ・Ⅱ) | 89 |
理学系 | 京都(理) | 86 |
工学系 | 東京工業(情報) | 84 |
工学系 | 京都(工) | 88 |
農学系 | 北海道(獣医) | 85 |
農学系 | 東京農工(農) | 85 |
農学系 | 京都(農) | 85 |
医・歯・薬・保健学系 | 東京(理Ⅲ) | 91 |
医・歯・薬・保健学系 | 京都(医) | 90 |
生活科学系 | お茶の水女子(生活科学) | 83 |
生活科学系 | 大阪公立(生活科学) | 75 |
芸術・スポーツ科学系 | 東京藝術(美術) | 86 |
芸術・スポーツ科学系 | 筑波(芸術) | 76 |
総合・環境・情報・人間学系 | 筑波(情報) | 83 |
総合・環境・情報・人間学系 | 京都(人総) | 91 |
2年目の共通テストは難化の予想も
予想に反して易化した初年度の共通テストですが、2年目の2022年はどうなるのでしょうか?
2年目のジンクスで難化予想
2年目の予想を引用します。
今年初めて実施された共通テストでは総じて平均点が高くなったことで、来年は反動で難化傾向が予想されている。
センター試験でも1990年の第1回試験では高水準の科目が相次いだが、翌91年は多くの科目で平均点が前年を下回った。特に数学I(当時)は、90年の平均点73・37点から91年には50・72点と大幅に下がった。
1年目の試験が予想よりも易しかったこと、センター試験でも2年目は難化したことから、2022年の共通テストは難化すると予想されています。
受験生の動向は?
2022年の受験生の動向について引用します。
受験生はこれまで以上に共通テスト対策に時間を割く必要があるため、科目数が少ない私大専願に移る受験生が増える可能性がある
早稲田大、慶応大やMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)の競争が激しくなるのではないか
国立大学受験を視野に入れていたレベルの高い受験生が私立大学に変更することにより上位の私立大学の競争が皿名に激しくなる可能性があるようです。
模試などをしっかりと受けて準備をしておきましょう。
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