教育に与えるコロナウィルスの影響が深刻になってきましたね。
緊急事態宣言が出された地域を中心に多くの学校がGW明けまで休校になっています。
前回の休校は学年末だったため学習に与える影響は限定的でしたが、今回の休校は大学入学共通テストをはじめとした大学入試や評価も含めて大きな影響が出そうです。
現在各大学でパンフレットや入学案内の予約を受け付け中です。気になる大学の情報は各自集めましょう。
→《高校生注目》スタディサプリ進路で学校パンフをまとめて請求
もくじ
【大学入学共通テスト】医師の診断書なくても追試可能に
大学入試センターから医師の診断書が無くても追試申請が可能な場合があると発表がありました。まずは「問い合わせ大学」に連絡しましょう。
【大学入学共通テスト】医師の診断書なくても追試可能に「問い合わせ大学」に連絡を!
コロナウィルスに感染、濃厚接触者になったらどうする?
コロナウィルスに感染した場合の追加試験の申請方法や、濃厚接触者でも受検可能な条件を紹介します。
コロナに感染したら、濃厚接触者になったら共通テストは受けられる?
緊急事態宣言が出ても共通テストは実施
文科大臣が共通テストは必ずやると発言しました。
コロナ禍の大学入試、感染拡大でどうなる?
感染拡大が続く中共通テストや個別試験がどうなるのか紹介します。
【共通テスト・個別試験】コロナ禍の大学入試、感染拡大でどうなる?【中止・延期】
体調不良の場合は科目単位での追試が可能に
試験の途中で体調が悪化した場合、残りの科目の追試受験が可能になりました。
令和3年度大学入学共通テストの出願状況
現役・既卒、第1日程・第2日程の出願状況を紹介します。
濃厚接触者も受験可能に
濃厚接触者の共通テスト受験は不可とされていましたが、条件によっては受験可能になりました。
7月以前の動き
第2日程を選択する高校生は1割弱
共通テストの第2日程を選ぶ高校生は1割弱であることがアンケートの結果から分かりました。
各大学が入試情報を公表
7月31日をめどに各大学が入試の情報を公表しています。
特に今年度はコロナウィルスの影響による変更が相次いでいますので、通常よりも念入りに確認が必要です。
主な変更点としては次のようなものがあげられます。
- 入試日程の変更
- 入試方法の変更
- 英語民間試験の有効期限の変更
- 出願資格の変更
国立大学追試の日程を発表(7/14)
国立大学はコロナウィルスの影響で前期試験・後期試験を受けられなかった受験生のために3月22日に追試を行うことを発表しました。
日程や定員が変更になる可能性も(7/4)
コロナウィルスの影響で一般入試が予定通りの行われない可能性もあるためAO入試の定員を増やす大学も出てきそうです。
国公立大学は出題範囲の配慮をしない方針(7/4)
文科省は各大学に出題範囲を配慮するよう求めていましたが、国立大学協会は今後出題範囲を配慮しない方針を出す予定です。
共通テストの実施要項が発表されました。(6/30)
大学入試センターから実施要項が発表されました。特例追試の問題はなんとセンター試験の予備問題とのこと。
令和3年(2021年)大学入学共通テスト実施要項公開。特例追試はセンター試験?
共通テストの日程を選ぶのは校長か?生徒か?(6/29)
報道によって誰が選ぶのかはっきりしません。
共通テストの日程は予定通り。ただし追試験も選択可能に(6/18)
共通テストの日程は予定通り1月16日・17日に行われることが決定しました。
休校の影響を受けた受験生は出願時に追試験を選択することもできるようになりました。
なお、本試験と追試験の得点調整はしません。
全高長が大学入試の後ろ倒しを要望(6/13)
全高長が大学入試の後ろ倒しを要望しました。17日の会議で議論されるようです。
共通テストは追試日程の選択も可能?(6/12)
共通テストは追試の日程を選択することも可能にするなど柔軟な対応を大臣が求めました。
共通テストは予定通り1月16日から実施(6/10)
アンケートの結果を踏まえて共通テストは予定通り行う方針で調整をしていることが分かりました。
「大学入学共通テスト」予定どおり来年1月16日から実施で調整
大学入試対応策、月内にまとめる考え(6/9)
高校などにアンケート調査を行った結果を踏まえ大学入試の日程や出題範囲について6月中にまとめる考えを首相が示しました。
9月入学見送り、共通テストは2週間から1か月後ろ倒し(6/4)
自民党のWTが提言書をまとめ総理に提出しました。
その結果、9月入学は見送られ共通テストは2週間から1か月後ろ倒しするように文科省に求めるようです。
5月の動き
9月入学見送りを提言(5/27)
自民党のWTが9月入学の見送りを提言しました。
これにより、大学入試は2週間から1か月遅らせるよう要望を出すようです。
共通テストは予定通り1月実施(5/22)
大学入試センターの理事長が来年の共通テストは予定通り1月に実施する予定で準備していると発言しました。
2021年共通テストは予定通り1月に実施。大学入試センターが発表
共通テストの詳細は7月中に発表か?(5/14)
大学入試センターのHPで共通テストの出願受付等に関する説明資料等を7月中にHPに掲載することが発表されました。
推薦入試に配慮を(5/14)
部活の大会や検定に中止によって受験生が不利にならないように大学に通知が出されました。
作文や面接でプロセスを評価するという対応方法が提示されました。
大学推薦入試「部活や検定中止で不利にならないように」文科省通知
自民党のワーキングチーム9月入学を検討(5/12)
自民党は9月入学を検討するWTの初会合を開きました。早ければ5月末にも政府に提言を出すようです。
2021年入試は超超安全志向!?
2021年の入試はリーマンショックや東日本大震災後の入試の同じ傾向になる可能性があります。
そこで不況時の入試を振り返り、今年特有の事案も加味して2021年の入試がどうなるのか予想した記事を紹介しました。
共通テストどんな問題が出るの?勉強方法は?(5/1)
今年度から始まる共通テスト。休校中でも対策を進めていきたいところです。
大学入試センターの白井俊審議役にインタビューした記事をもとにまとめました。
4月の動き
新型コロナで大学入試はどうなる? AO、推薦の後継入試、日程は?(4/30)
主に推薦入試がどうなるのかについて書かれた記事を紹介しました。
推薦入試の時期が遅くなることにより一般入試と近づく影響や合否判定の方法など課題は盛りだくさんです。
参考→新型コロナで大学入試はどうなる? AO、推薦の後継入試、日程は?
インターハイの代わりの「文科大臣杯」でAO入試に対応?(4/28)
参考 インターハイの代わりに「文科大臣杯」 萩生田氏が提案朝日新聞
萩生田大臣がインターハイの代わりに「文科大臣杯」を行ってその成績をAO入試に活用する案を示しました。予算もつけるという話もあり前向きに考えているようです。
また、9月入学についてメリットも数多くあるが社会全体で調整できるかという課題も示しました。
参考→インターハイの代わりに「文科大臣杯」?AO入試にも対応
新学期の開始は9月にという声が上がり始める(4/28)
休校が長引く中、宮城県知事から新学期を9月にと言う発言がありました。今後国に申し入れをするそうです。
国民民主党でも9月新学期へ向けてWTが立ち上がりました。
多くの人から新学期を9月にという声が上がるようになりました。文科省はどう決断するのでしょうか?
初のインターハイ中止!大学入試へも影響が広がる懸念(4/26)
参考 高校総体が史上初中止 コロナで安全確保困難…同時期の夏の甲子園開催判断に影響もYahooニュース
インターハイが中止になりました。
大学入試への影響は次の二点
- インターハイの成績を利用する推薦乳はどうなるのか?
- 急に部活を引退することになり受験勉強に切り替えができるのか?
休校延長なら入学時期を9月に?(4/25)
参考 「9月入学」も選択肢の一つ、文科相が示唆…休校長期化の場合 読売新聞
休校が長引いていることを受けて、萩生田文科大臣が入学時期を9月にすることを示唆しました。
英語民間試験も中止・延期が繰り返されこのままではまともな大学入試が行えないため、非常事態宣言が延長されたら本当に9月入学もあり得るかもしれませんね。
気になるのが大学入試の時期ですので、今後の対応を注視しましょう。
大学の推薦入試やAO入試で大学側に配慮要請へ(4/21)
参考 大学の推薦入試やAO入試で大学側に配慮要請へ 萩生田文科相NHK
萩生田文部科学大臣は、大学の推薦入試やAO入試では出願時期や評価などを配慮するよう求めていく考えを示しました
先日、募集時期を遅らせる可能性を示唆しましたが、評価内容も配慮するよう要請する要です。
5月には一般入試も含めて要項が出始めますが、大学がどのように対応するのか注目が集まります。
AO入試・推薦入試募集時期を遅らせる可能性も(4/17)
参考 大学AO入試や推薦入試「募集時期、遅らせる必要」 萩生田文科相見解Yahooニュース
秋ごろに実施するケースが多い各大学のアドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試について「募集の時期を遅らせる必要がある」との見解を示した。
通常なら夏にはAO入試や推薦入試の志願校を決めたり選考があったりしますが、授業や学校外活動ができないため募集時期を遅らせる可能性を文科相が言及しました。
これまでもAOで残念な結果になった時、一般入試へ切り替えるのは難しかったですが、時期が遅くなるさらに困難になることが予想されます。
今年度の入試はこれまでになく志望校、出願方法が難しくなりそうです。
大学入学共通テスト検討会議で受験の環境の格差に配慮を(4/14)
第5回大学入試のあり方に関する検討会議において今年度の入試について配慮を求めるよう有識者から発言がありました。
参考 大学受験、環境の格差に配慮を 休校長期化で有識者日本経済新聞
現在、緊急事態宣言を受けて多くの高校が休校を行っています。記事によると
同省が13日発表した調査結果によると、公立高校の再開状況は緊急事態宣言対象の7都府県では0%、それ以外では55%だった。
だそうです。現在は全国に緊急事態宣言が出されたこともありさらに増えています。
そこで、
受験生や保護者からは「平等な条件で大学入試に臨めないのではないか」
との声も出ているようです。
有識者からも下記のような意見が出ています。
全国高等学校長協会会長の萩原聡委員は「秋からはAO入試や推薦入試も始まる予定となっている。全国での学習状況にばらつきがあるのを学生は不安に思っているので、早急な対応を求めたい」と話した
秋から選考が始まるAO入試に向けて、夏には校内選考や受験生の準備も始まります。
いつから登校が可能か分からない中、受験生の不安を少しでも取り除けるような対応をお願いしたいですね。
休校中の家庭学習は改めて学校で教える必要なし(4/10)
参考 臨時休校 家庭学習内容「改めて学校で教える必要なし」文科省NHKオンライン
一定の要件のもとで行われた家庭学習の内容を改めて学校で教える必要はないと通知したことを明らかにしました。
休校中は、教科書やワーク、一部の学校では動画授業などを含めて家庭学習の指示が出ていると思います。
家庭学習で学習すれば履修したことになり休校後はその続きから授業が行われることになりそうです。
特に受験生は学校で改めて授業が行われない可能性も考えて受験勉強を進める必要があります。
家庭学習で評価をすことが可能(4/10)
参考 家庭学習も評価に反映 臨時休校の長期化で通知 文科省時事通信
リポートの作成や登校日の小テストなどで、教師が学んだ状況や成果を確認できれば、評価への反映を認める。
AO入試や学校推薦の場合気になるのが3年生の学校の成績です。
特に学校推薦は評定によって推薦者が選ばれるので大きな問題ですね。
その評定ですが、休耕期間中の評価は家庭学習の内容で行っても良いということになりました。
さすがに厳しい評価がつけられることはないと思いますが、どのように評価がつけられるのか学校に確認が必要ですね。
休校でもしっかりと家庭学習をすることが大切なことは言うまでもありません。
入試は受験生が不利にならないように(4/3)
参考 文科相、受験生が不利益ないよう 授業開始遅れでYahoo!ニュース
受験を迎える中学3年や高校3年に不利益が生じることがないよう、大学などに配慮を求めていく考えを示した。
前回の休校は全国一斉休校でしたが、今回は休校している地域ときゅこうしない地域が混在しています。
休校している地域でも一部の私立高校ではオンラインで授業ができる学校と特別な対応がされていない学校など差が目立っています。
予備校なども休校が相次ぎ特に受験生は大変な思いをしているでしょう。
参考→各予備校のコロナ対応一覧
入試について不利益が生じないように大学に配慮を求めるとのことですが、大学の対応はもちろんのこと共通テストの範囲などはどうなるのか気になります。
参考資料
文科省による参考資料です。
https://www.mext.go.jp/content/20200411-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf?fbclid=IwAR3gj3VQpQRjFg-Tusa2hD_YJGPPesI5iCYviRi020OV9Ufgk7IKP0y6zeI