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【2021年】コロナ禍の大学入試改革、人気の出た大学・避けられる大学【入試動向】

大学入試情報

2021年はセンター試験に代わって大学入学共通テストが行われる年です。それ以外にもAO入試が総合選抜となるなどさまざまな改革が行われています。

さらにコロナウィルスの影響も相まってこれまでとは一味違った受験動向となりそうです。

大手予備校の主要な模試も一段落して、おおよその動向が見えてきました。いくつかの記事を参考に2021年の大学入試の動向を紹介します。

参考 大学受験戦線に異変、日東駒専・産近甲龍の志望者急増のワケYahooニュース

参考 早稲田、上智、青山学院、立教……入試改革先行の大学で志望者が大幅減EduA

参考 私立大入試は「難関・上位大挑戦」「地元回帰」傾向 河合塾まとめYahooニュース

コロナ不況のため浪人は避けられる傾向

親の収入が不安定になる中、浪人せずに入れる大学に現役で入りたいという傾向が見られます。

とりあえず入れる大学を”と、自分の実力より少し下の大学を選ぶ受験生が増えているのです。『日東駒専』(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)といった中堅大学が爆発的な人気を集め、驚くほど倍率が上がっています

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd8c9d4f780ac5577dd35d5b2b19e20f07e3ca5a

関西地区では関関同立を避けて産近甲龍に人気が集まっています。

従来なら記念受験ということで実力よりも高い大学を受験する受験生も多かったですが、少しでも受験料を節約するためにそういった受験もあまりする人はいないようです。

2021年はそもそも新しい入試形式を嫌って浪人生が例年よりも2割も少ないので、超難関校が意外な穴場となるかもしれません。

その一方で、私立大学の定員厳格化が落ち着き

中堅大グループの「日東駒専」(日本、東洋、駒沢、専修)は全体で70%、中規模大では上位大に準ずる人気がある「成成明国武」(成蹊、成城、明治学院、国学院、武蔵)も69%と落ち込んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f50032a5b2bd43eb4f1a3ad3417d489112c369f

というデータもあるので受験校選びは慎重に行わなければなりませんね。

独自入試で受験者減少

入試改革の柱の一つに各大学が欲しい学生を入学させられるような独創的な入試をすることがあります。

多くの大学でこれまでと大きく入試の方法を変更しましたがそれがあだとなっているパターンもあります。

早稲田大学の看板学部で異変

早稲田大学の政治経済学部は早稲田大学の中でも最難関とされ人気のある学部です。2021年からは独自の融合問題と共通テストで入試を行いますが数学が必須となったことが話題になりました。(当初英語民間試験も必須としていましたが見送られました。)

国際教養学部、スポーツ科学部でも共通テストを必須とする一方で商学部では共通テスト入試をやめ、これまでの3教科の個別試験をメインとしました。

この結果

河合塾の8月の模試では、政治経済学部、国際教養学部、スポーツ科学部ともに昨年比で志望者が3~4割減少。駿台予備学校の11月の模試でも、政治経済学部で2割、スポーツ科学部で4割近く減り、逆に商学部は10月の記述模試で前年を上回った。

https://www.asahi.com/edua/article/13979355

入試改革をした学部が受験生に避けられているようです。

参考早稲田大学2021年度の入試変更点

上智大学

上智大学でもTEAPや共通テストを取り入れたが

大学全体でも河合塾の模試で昨年に比べて2割以上減少、駿台は「上智大はTEAPか共通テストの英語が必要になり、3割程度減ると見ている」

https://www.asahi.com/edua/article/13979355

とのことです。特に論理的思考力や表現力などを総合的に測定する学部学科適性試験と共通テストの併用型の方式で受験生が集まらないようです。

こういった入試は傾向をつかむのが難しく模試の判定も当てにならないので確実に合格をもらいたい層には避けられてしまうのかもしれませんねん。

参考上智大学の入試変更点

青山学院大学

青山学院大学でも従来型の入試が人気のようです。

青山学院大は一部を除いて、メインの個別学部日程で共通テストと独自試験(論述・総合問題)を併用する。しかし、志望者は集まっておらず、従来型の全学部日程などに人気が移っている。

https://www.asahi.com/edua/article/13979355

参考青山学院大学の入試変更点

立教大学

立教大学では独自の英語の試験をやめることで話題になりました。

立教大は個別学部日程をやめ、全学部統一の日程に一本化するが、大学独自の英語試験を廃止し、共通テストの英語または英語民間試験を必須とする。試験日を複数日設定しており、最終的には人気を集める可能性はあるが、模試では河合塾と駿台のいずれも志望者が減っている。

https://www.asahi.com/edua/article/13979355

参考立教大学の入試変更点

筑波大学

筑波大学では1年次の終わりに学類・専門学群を決める総合選抜を導入予定ですが、受験生が集まっていません。

参考筑波大学の入試変更点

金沢大学

金沢大は後期日程を廃止し、前期日程で文系一括、理系一括入試を導入する。

しかし、あまり受験生は集まっていないようです。

横浜国立大学

コロナウィルスの影響で今年度は後期試験を行わず共通テストのみで合否判定することを決めました。

横浜国立大も、志望者が昨年より減っている。

ただし、今後の感染拡大の状況によっては受験生が集まる可能性もあります。

参考横浜国立大学の入試変更点

入試方式を変えない大学は堅調

入試方法を大きく変えた大学が受験生に避けられる一方でこれまで通りの入試を行う大学には人気が集まっているようです。

入試方式を変えない中央大、明治大、法政大の志望状況は堅調だ。

https://www.asahi.com/edua/article/13979355

慶應大学もこれまでと入試方法に大きな変更はなく独自路線を貫くので人気を集めそうです。


地方大は志望増

コロナウィルスの影響で東京や大阪の大学が避けられる傾向もあり、地方の大学で志願者を増やしています。

北海道の北海学園と北星学園は両大学で83%▽宮城県の東北学院は88%▽愛知県の愛知、中京、南山、名城の大学グループは全体で94%。それぞれ難易度にばらつきがあるにもかかわらず、大きな伸びを見せた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f50032a5b2bd43eb4f1a3ad3417d489112c369f

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