2021年から始まる大学入学共通テストの合わせて国立大学でも大きな入試改革を行っています。
筑波大学の特徴は国立大学の中では推薦入試の割合が多いことです。定員2100人に対して推薦入試各種合わせると600人以上になります。(参考:2021年募集人員)
また、前期試験で2年生から希望する学類等に進む総合入試が行われることになりました。
筑波大学の一般選抜では以下のような入試が行われます。
前期試験
- 総合選抜
- 学類・専門学科選抜
後期試験
ここから詳しく紹介します。
筑波大学の入試情報を詳しく→筑波大学の偏差値・入試情報
もくじ
コロナウィルスの対応
コロナウィルスに罹患するなどして個別試験を受けられない場合は追試験を実施します。
日程:3月22日(前期・後期)
選抜方法など詳しくは筑波大学のHPをご覧ください。
主体性評価
筑波大学では主体性評価を大学入試で取り入れます。
評価項目
調査書に高校3年間の活動を以下の5つの評価項目で記載し提出することになっています。
- 学習等
- 部活動・ボランティア・留学等
- 特別活動(生徒会・委員会・クラス係等)
- その他の活動等
- 賞・資格等
合否判定に利用
総合選抜等で点数化して合否に利用
総合選抜では調査書を50点満点に点数化して合否判定に利用。(共通テスト・2次試験の総合得点は2450点)
英語民間試験
推薦入試の一部で取り入れますが、一般選抜では利用しません。
推薦入試で利用できる英語検定
- ケンブリッジ英検
- 英検
- GTEC
- IELTS
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
- TOEIC
学群・学類 | 評価に反映する基準 |
社会国際学郡・国際総合学類 | CEFR B2以上 |
医学群医学類 | CEFR C1以上 |
その他の学群・学類 | CEFR B1以上 |
CEFR B2:英検準1級以上相当
CEFR C1:英検1級以上相当
前期試験
前期試験では総合選抜と学群・専門学科選抜が行われます。
総合選抜と学類・専門学群選抜の併願はできません。後期試験殿併願はできます。
総合選抜
2021年から新設された入試方法で、全入学定員の25%を選抜します。
「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」といった大きな区分で受験し入学。2年次から学類・専門学群へ所属。
試験科目
共通テスト:計900点
文系 | 理系Ⅰ | 理系Ⅱ | 理系Ⅲ |
外国語(200) 数学(200) 国語(200) 地歴公民(200) 理科(100) |
外国語(200) 数学(200) 国語(200) 地歴公民(100) 理科(200) |
外国語(200) 数学(200) 国語(200) 地歴公民(100) 理科(200) |
外国語(200) 数学(200) 国語(200) 地歴公民(100) 理科(200) |
2次試験:計1500点
文系 | 理系Ⅰ | 理系Ⅱ | 理系Ⅲ |
外国語(500) 国語(500) 地歴公民or数学 (500) |
外国語(500) 数学(500) 理科(500)物理必須 |
外国語(500) 数学(500) 理科(500) |
外国語(500) 数学(600) 理科(400) |
共通テスト+2次試験の合計2400点
募集学群
体育専門学群を除いて「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」の区分で実施します。
学群・専門学科選抜
学群・専門学科別に試験を行う方式です。
共通テストと個別学力試験(2次試験)によって選抜を行います。
2021年入試の変更点
- 人文・文化学群(日本語・日本文化)・ 情報学群(知識情報・図書館学類)の試験を廃止します。
- 人文・文化学群(比較文化):2段階選抜を実施(5倍)
- 社会・国際学群(社会):地歴の選択科目を地歴Bから1科目に変更
- 理工学群(物理):第1段階選抜の倍率を10倍に変更
- 理工学群(数学、物理):2次試験科目を物理必須、化学・生物・地学から1科目に変更
- 理工学群(科学):2次試験科目を化学必須、物理、生物、地学から1科目に変更
- 生命環境学群(生物):2段階選抜を実施(5倍)
- 生命環境学群(生物資源):共通テスト理科・地歴の指定科目変更。2次教科数増、数学が選択から必須になる、地歴の指定科目変更。
- 人間学群:試験日が2日間になる
- 人間学群(教育、障害科学):共通テスト、数学・地歴の指定科目変更
- 人間学群(心理):共通テスト、地歴の指定科目変更
- 人間学群(教育):2次で面接
- 人間学群(障害科学):2次で集団討論
- 情報学類(情報科学、情報メディア創成):2段階選抜実施(5倍)
- 情報学類(情報科学):共通テスト科目変更
その他にも募集定員等変更があります。
詳しくは募集要項をご覧ください。
募集学群
日本語・日本文化学類、知識情報・図書館学類の2学類を除く、21学類2専門学群で実施します。
後期試験
筑波大学では後期試験を実施します。
共通テストと2次試験によって選抜を行います。
- 廃止:人文・文化学群(比較文化学類)・ 情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類)
- 復活:人間学群(教育学類、心理学類、障害科学類)・ 理工学群(物理学類、化学類)
2021年入試の変更点
- 理工学群(応用理工):2次試験で小論文廃止
- 生命環境学群(生物・地球):2段階選抜実施(8倍)
- 生命環境学群(生物資源):共通テスト、地歴の指定科目変更
- 生命環境学群(地球):共通テスト、指定科目変更・2次試験で面接、志望動機書。小論文廃止。
- 芸術学群:2段階選抜実施(6倍)、2次で面接実施
- 情報学類(知識情報・図書館):共通テスト、指定科目変更
募集学群
- 人文文化学群:人文学類
- 人間学群
- 生命環境学群
- 理工学群(数学類以外)
- 情報学群:知識情報図書館学類
- 芸術専門額群
詳しくは筑波大学のHPをご覧ください。また、現在2021年の筑波大学案内・入試ガイドの予約受け付け中です。