大学入学と共に一人暮らしをする場合、いつどのようにアパートや部屋探しをしたら良いか気になりますよね?
ここでは部屋探しの方法や合格前に部屋を借り押さえすることができる「合格前予約」など部屋探しをする受験生に役立つ情報を紹介します。
もくじ
受験生がアパート・部屋探しをするのはいつ?
ずばり、大学の合格が決まる前にさがしておくのがおすすめです。
一般選抜の場合、合格発表が終わり入学する大学が決まってから探し始めると条件の良い物件はすでに決まっていて、探すのが非常に難しい状況となっています。
そこで、多くの受験生が合格発表の前にアパートを探し予約をしています。
受験生のアパート・部屋探しの資料請求
合格前にある程度部屋を決めておくことが大切ですが、実際にどのような方法で探せばいいのかいくつかの方法を紹介します。
まずは生協をチェック
多くの大学に大学生協があり、大学生協が直接物件をあっせんしていたり、生協と提携している不動産業者を紹介したりしています。
まずは大学の生協のページをチェックしてみましょう。
生協の提携業者のメリット
- 安心できる業者が厳選されている
- その大学の学生のお部屋選びの情報に詳しい
- 仲介手数料割引などの特典があることがある
例えば早稲田大学生協ではお部屋探しのイベントや生協が持っている物件・提携する不動産業者が紹介されています。
資料請求・問い合わせ
生協をチェックしたら、生協や提携不動産業者に資料請求や問い合わせをします。
多くの業者では必要事項をメールフォームに記入する方法を取っているので、この時点である程度希望を明確にしておきましょう。
メールフォームのアンケートの例
- 間取り・階数・オートロックの有無
- 交通機関(○○線沿線など)
- 築年数
- 家賃
- 入居時期
- 学生専用・女性専用
参考
こちらの記事では首都圏の私立大学に入学した自宅外通学者の家賃の平均は64200円となっています。
参考 私大生の仕送り額は過去最低8万2,400円…東京私大教連リセマムわが家の場合は共通テスト後、受験校の生協を通じて資料請求しました。
資料請求するとすぐにいくつかの提携不動産業者から電話やメールが来ました。
その際に、その大学の学生に人気の地域やその地域の家賃相場などを詳しく教えてもらえました。
その後、詳しい希望を伝えると希望に合った物件をいくつかピックアップしてくれましたよ。
部屋探しに役立つパンフレットを送ってくれた業者もあったのでなるべく早い時期に資料請求をすると良いですよ。
受験生のアパート・部屋探しの方法
実際に部屋探しをするにはどのような方法があるのでしょうか?
受験生の部屋探しの方法を紹介します。
生協のイベントに参加する
生協主催のお部屋探しのイベントが大学の試験日の前後に行われることがあります。
試験当日なら保護者が、試験日以外なら受験者本人が参加して部屋探しができます。
大学により説明会的なものであったり、実際に物件を見学できたりと内容はさまざまなので事前に確認しておきましょう。
現地で内見をする
実際に部屋を見て決めたい人は、現地で内見をすると良いでしょう。
試験当日、受験生は試験を保護者はアパートめぐりをするということがよくありますが、事前に予約が必要なことが多いので、あらかじめ予約をしておきましょう。
内見方法の例
- 不動産業者のスタッフが同行
- 学生のアルバイトスタッフが同行
- セルフ見学
不動産業者のスタッフが同行:質問にスムーズに答えてくれるので安心。必要があれば大家さんに直接連絡を取ってくれるので家賃の交渉ができることもあります。ただし、人数が限られるので事前の予約が必須です。
学生のアルバイトスタッフが同行:実際にその大学でひとり暮らしを経験しているので、具体的な生活の様子を聞くことができます。
セルフ見学:お店で鍵を預かって自分一人で物件を見学できます。ゆっくりと自分のペースで見学できます。
業者のスタッフの場合は車で物件を回ってくれます。いくつもの物件を見て比較したい場合は業者スタッフがおすすめ。
- 実際に駅や大学から歩いてみる
- 冷蔵庫や洗濯機を置く場所のサイズを確認
- 収納の確認
- 照明器具の確認
- コンセントの位置・数
できれば、夕方から夜にかけて駅や大学から歩いてみて周辺の様子を見ることができると安心です。
昼間は気づかなかった夜のお店が近くにあるということも・・・
ネットでやり取りをして決める
どうしても現地に行けない場合は、写真などの資料や物件情報を確認して決めることになります。
最近は業者が物件から動画を配信してくれることもあります。
Zoomなどを使ってオンラインでスタッフに相談することもできるのでぜひ活用しましょう。
合格前予約を利用しよう
資料請求や内見で良い物件が見つかったら、合格前予約を利用しましょう。
合格前予約とは、合格したら入居することを条件に物件を押さえることができる制度です。
予約金が必要な場合と必要でない場合があり、予約金が必要な場合でも不合格の場合は予約金が返金されることが多いです。
また、業者によっては併願にも対応していることがあります。
わが家でも合格前予約を利用しました!
保護者が試験中に物件を回り、予約をしておきました。試験の前日などに親子で不動産屋さんを回ってる人もいましたよ。
うちの場合は予約金は必要ありませんでしたが、予約の際に
・大学名
・学部名
・受験番号
の記入が必要でした。
受験生のアパートの契約
受験が終わり、進学する大学が決定したらアパートの契約を早急にすすめましょう。
大学によっては入学式の前にガイダンスがあることもありますよ。
アパートに入居が間に合わない場合はしばらくホテル住まいをしたりウィークリーマンションを借りたりすることになります。
余計な出費をしないためにも契約はお早めに!
現地で契約
現地の店舗で契約をする方法です。
交通費などがかかりますが、部屋が空いていれば部屋を実際に見て、家具を揃えるために寸法を測ることができます。
オンラインで契約
最近ではオンラインで契約をすることもできます。現地に行く必要がないので手間とコストを大幅に節約することができます。
オンライン契約の手順
重要事項説明に必要な書類や契約書類が送付されます。
Zoomなどオンラインシステムで重要事項説明を受け、契約書類に記入をします。
本人確認書類の確認などがあるので契約に必要なものを揃えておきましょう。
契約書を完成させて不動産会社に送付します
不動産会社が提示した金額を振り込みます。入金が確認できないと契約が完了されません。
入居の際に保険加入をすすめられることがあります。
大学生協の保険と重複することがあるので、事前に確認しておきましょう。
契約書が不動産会社に到着し、振り込みが確認できたら契約完了です。
引き渡し日を確認し、当日鍵をもらって終了です。
わが家が契約する時は住民票や印鑑証明が必要になりました。
必要書類は早めに揃えておくと安心ですよ。
ライフラインの契約
アパートの契約と共にライフラインの契約も進める必要があります。
ライフラインの契約
- 電気
- 水道
- ガス
- インターネット
契約はオンラインでできる場合もありますが、書類のやり取りが必要なものもあります。入居日に使えるようにするためこちらも早めに契約を進めていきましょう。
わが家が契約する時、ガスとインターネットは立ち合いが必要でした。
例年、3月は手続きが混雑するので余裕をもって契約しましょう。
大学により、ガイダンスやクラス分けのテストをオンラインで行うことがあるのでインターネットの契約はお早めに!