先日文科省は大学入学共通テストを予定通りの日程(1月16日・17日)に実施できるよう調整していることを発表しました。
その根拠としては高校に対して行ったアンケートで予定通りの日程で実施して欲しいという声が多かったというものでしたが、なんと全項高等学校校長会が日程の後ろ倒しを要望したようです。
参考 大学入試、1カ月後ろ倒しを要望へ 全国高校長協会朝日新聞
今年度行う大学入試の日程について、全国高等学校長協会は13日、全体を1カ月遅らせるよう文部科学省や大学の各団体に要望することを決めた。
協会が文科省の依頼で行った5276の会員校へのアンケートでは、約7割が共通テストを予定通り実施すべきだと回答した。しかし、13日の会議では、首都圏だけでなく地方の代表者からも、学校再開が最も遅れた地域に配慮すべきだという意見が相次いだ。
アンケートの結果はあくまで結果であり、この場合は多数決で決めてはならないということでしょうか。
今月17日に大学入試に関する協議会が行われるようなので、そこで再度議論されることでしょう。
共通テストに関しては以下の3つの案のどれかになりそうですが
- 予定通りの日程で実施
- 予定通りの日程で実施するが追試も実施
- 日程を後ろ倒し
2、3の場合はその後の個別試験や私立大学の入試の仁手にも影響を及ぼしそうです。
どのような結果になっても賛否がありそうですね。それにしても決定が遅いように思われます。
追記
参考 国大協、入試延期に反対 全高長方針に不快感サイト名Yahooニュース
国立大学協会の永田恭介会長(筑波大学長)は15日、予定通りの日程での実施が望ましいとする見解を示した。全国高等学校長協会(全高長)は、日程全体の1カ月程度繰り下げが望ましいとしている。永田会長は「本当に高校現場の意見を反映しているのか危惧している」と批判し、全高長の方針に不快感を示した。
「不快感」という言葉が少し気になりますが、国立大学協会は予定通りの日程で入試を行いたいようですね。
大学自体はオンライン授業で何とかコロナウィルスの影響を乗り切っているので、これ以上の変更はしたくないのでしょう。
高校VS大学
という構図が見えてきそうですが、ぜひ受験生のことを第一に考えて決定して欲しいものですね。