コロナウィルスの影響で長い休校期間に入ってしまい、不安を覚える受験生も多いでしょう。
しかし、休校期間にどれだけ勉強したかが入試の結果に結びつくことは間違いありません。
まずは勉強することが大切です。
気になるのがセンター試験に変わり新しく始まる共通テストですよね?
ここではどんな問題が出るのか?どんな風に勉強したらよいのか?を大学入試センターの白井俊審議役にインタビューした記事を中心に紹介します。
もくじ
共通テストはどんな問題が出るのか?
共通テストには過去問がありません。そこでどんな問題が出るのかとても気になると思います。
参考 共通テストとセンター試験の問題はどう違う? 大学入試センター担当者が多く上がる疑問に回答dot.asahi
こちらの記事を参考に紹介します。
数学は問題数が増える?
試験時間に適切な量を出題します。
センター試験と比べると10分時間が増えて70分の試験時間になった共通テストですが、特に問題数が増えるということではないようです。
太郎さん・花子さん問題
数学が実生活や社会と結びついていることを学びます
数学の問題文が長すぎて数学の実力が測れないのでは?という疑問があがっていました。
共通テストではなぜ数学を学ぶのかといった学習の意義を重視します。
リスニング1回読みはなぜ?
実際にコミュニケーションに即した英語を
初年度は1回読みと2回読みを混在させますが将来的には1回読みのみに移行する可能性もあります。
短文と長文のどちらが1回読みになるかは決まっていません。
リスニングの配点
バランスの良い英語力を
4技能をバランスよく習得してもらいたいためリーディングとリスニングの配点を100点:100点にしました。
リスニングは1回読みの問題もあるので問題数はセンター試験よりも多くなる予定です。
ただし、配点は大学ごとに定めることができます。
今後、プレテスト、サンプル問題の提示の予定は?
ありません。
受験生は何を手がかりに共通テストの勉強をすればいい?
問題作成方針や過去のプレテストを参考にしてください
これまでに出した問題作成方針や過去のプレテストが参考になります。
良問は引き継ぐ予定なのでセンター試験ももちろん参考にしてください。
大学入学共通テスト、プレテスト(試行調査)問題【平成29年・平成30年】
さらに詳しい情報はAERA本誌をご覧ください。
共通テストの勉強法は?
過去問のない共通テスト。どのように勉強したら良いでしょうか?こちらも大学入試センターの白井俊審議役にインタビューをした記事を参考に紹介します。
参考 どうなる大学入学共通テスト 勉強法は? 過去問対策は? 大学入試センターに聞いたEduA
英語「読む」「聞く」はこれまで通りの学習でよいのか?
リスニングは配点が変わります。
リスニングは高校の授業でも重要視されますし、配点がこれまでの50点から100点に変更されます。自分でも工夫して学習することが必要です。
国語・数学はセンター試験と同じなのか?
形式は同じだが問題傾向は変わります。
国語は複数の題材を総合的に読解する力を、数学は数学的思考力を問う問題が出ます。
プレテストは参考になるか?
本番の問題作成方針も書かれています。
プレテストで出てきた問題点を改善しさらにバランスの良い出題がされます。
24年から理科と社会はどう変わるか?
21年度初頭には文科省が「実施大綱の予告」を公表
新学習指導要領に基づいて出題されます。歴史総合や公共など探究的な内容になる予定。
過去問対策はどうすれば良いか?
読解力が必要になります。
センター試験を参考にして共通テストの問題作成方針を参照するといいでしょう。
共通テストの赤本は共通テストの予想問題とセンターの過去問が収録されています。