連日感染者の増え、第3波とも言われています。今後落ち着くことを願いますが、気候的な側面から年明けにさらに感染が拡大する可能性もあります。
1月中旬の共通テストを皮切りに大学入試が本格化しますが、今以上に感染が拡大した場合大学入試はどうなるのでしょうか?
AduAの記事を参考に紹介します。
参考 共通テスト、感染が拡大したら… 個別試験は中止? 合否判定は? 濃厚接触者の受験は?AduAもくじ
感染拡大で共通テストはどうなる?
まずは共通テストの対応を見ていきましょう。
自分が感染した場合
自分がコロナウィルスに感染した場合は、共通テストを受けることはできません。ただし、今回は次のような2つの日程が用意されています。第二日程は第一日程の追試という機能もあります。
- 第一日程:1月16日・17日
- 第二日程:1月30日・31日
ほとんどの受験生が受験をする第一日程を受験できなかった場合は2週間後の第二日程を受験することになります。
昨年までは追試の会場は全国に2か所だけでしたが、今年は第二日程の会場が全ての都道府県に設置される予定なので負担なく受検することができますね。
これまでは認められていなかった、試験の途中で具合が悪くなったケースでの単科での追試受験も可能になりました。
また、濃厚接触者となった場合でも以下の条件を満たせば受験が可能です。
- 無症状で陰性が確認
- 公共交通機関を利用
- 人が密集する場所を避けて試験会場まで移動
- 別室での受験
感染が激増した場合
感染が広がりを見せ、緊急事態宣言のようなものが出されたときにはどうなるのでしょうか?
今のところ、具体的にこういう状況になったら注視するということは決まっていないようですが、万が一中止や延期になる場合は
特定の地域だけではなく、全国一斉の対応となる見込みです。
とのことです。
共通テストが延期・中止されたらそれを利用する国立大学や多くの私立大学にも影響が広がりますね。
各大学の個別試験
各大学の個別試験はどうなるのでしょうか。
共通テストが中止になった場合
共通テストが中止になって個別試験は実施できた場合は、次のような可能性が考えられます。
- 個別試験の成績のみで合否判定
- 共通テストの代わりに調査書の成績を加味
- 試験の中止(共通テストのみで合否判定をする場合)
主に私立大学で行われている共通テスト利用入試(センター試験利用入試・セン利)は中止となる可能性が高いです。返金になるか他の選抜方式に振替になるかは各大学により対応が分かれると思いますので、入試時期は各大工のHPを常に確認しておきましょう。
共通テストはできたが個別試験が中止になった場合
このケースは2020年の北海道大学の後期試験で実際に起こりました。北海道大学では共通テストのみで合否判定をするという方法を取りました。他には
帯広畜産大や北見工業大、埼玉県立大は、センター試験の成績と調査書などで合否を判断
ということもあったようです。
また、横浜国立大学でも感染の拡大を視野に入れ、最初から共通テストのみで合否判定を出す決定をすでにしています。
もともと共通テストを利用せず大学の個別試験のみで合否判定を行う大学でも、受験生が個別試験を受験できない場合は共通テストの成績で合否判定をするとしています。
このようなことから個別試験自体が中止となった場合でも共通テストの成績を利用数可能性があります。
私立大学のみを受験する場合でも共通テストを受けておいた方が、今年は安心だと言えそうですね。