今年度の共通テストの日程が通常通り変更しない形で調整が進んでいることが先日の報道で分かりました。
その日程に柔軟性を持たせると大臣が会見で発言しました。
仮に予定通り実施するとなったとしても、例えば、学習の時間が少しほしいという生徒が追試の日程を選択できるようにするなど、受験生が抱えるさまざまな状況に柔軟に対応していくことが重要だ
これは、生徒が自分の都合で追試日程を選択できるということでしょうか?
令和元年に行われたセンター試験では以下のような日程になっています。
- 本試験:1月18日・19日
- 追試験:1月25日・26日
本試験と追試験の日程は1週間しかずれていません。
学習状況によって追試験の日程が選べるとしたら、追試験はさらに1週間以上後ろ倒しになる可能性もありますね。
これまでは追試験をうけるには次のような理由が必要でした。
- 疾病・負傷による理場合
- 試験場に向かう途中での事故ややむを得ない事情がある場合
よって、追試験を受験する受験生はそれほど多くはなく会場も
- 東京芸術大学
- 大阪大学
と、2か所しか用意されていませんでした。
もし、本当に追試の日程が選択できるようになると、会場も増えるかもしれませんね。
ただし、2次試験の日程が変わらないとすると共通テストが終わってから2次試験までの時間が減り、準備が十分にできない可能性があります。
どちらを選択すれば良いか難しい選択になりそうです。
また、個別試験について
未曽有の事態の中での受験なので、出題範囲の工夫や選択問題を増やすなどといった柔軟な対応をお願いしたい
と試験の内容も変更の可能性があることを示唆しました。大学が判断すれば試験範囲が狭くなる可能性もあるということでしょうか?
とにかく、休校の影響をなるべく小さくして公平な入試ができることを切に望みます。