先日、インターハイ中止の決定がされました。
高3の夏を目指して頑張ってきた生徒の無念を思うと胸がつぶれますし、インターハイの成績をAO入試などの大学入試に使えなくなるため入試への影響も懸念されています。
参考 インターハイの代わりに「文科大臣杯」 萩生田氏が提案朝日新聞
この件に関して閣議後の会見で萩生田文科大臣が
全国高校総合体育大会(インターハイ)の夏季大会の代わりとして、「文科大臣杯のような記録会を行う機会をつくりたい」
と述べました。
この文科大臣杯を大学の総合型選抜(旧AO入試)などの評価に採り入れてもらおうという意図があるようです。
参考 “9月入学”「社会全体で共有できるか課題」文科相NHK
9月新学期に関しても
「こういう事態が生じたときから、省内では考えていかなければならないテーマとして、さまざまなシミュレーションはしてきている。確かにメリットはいろいろある」
と前向きな姿勢を見せる一方で
「文部科学省だけで完結する問題ではなく、社会全体に影響を及ぼすもので、各方面との調整が極めて必要な案件だ。本当に社会全体でこのスケジュール感を共有できるのかどうかという課題がある」
と課題も指摘しました。
大学入試は日本全国が同じ条件で公平に行われなければなりません。
文科大臣杯は日本全国でできるのでしょうか?
都市部ではまだまだ難しいかもしれません。
現在休校を行っていない高校もあれば5月末まで休校が決まっている地域もあります。
このままではとても同じ条件で入試が行えるとは思えません。
今こそ思い切ったリーダーシップが必要なのではないでしょうか?