2020年の入試も終盤を迎えました。
2020年の入試を振り返ってみると、予想されていた通り安全志向がくっきりと見て取れたようです。
早稲田・慶応・上智・東京理科・明治・青山学院・中央・法政といった難関の人気大学が全て志願者を減らしています。
参考 早慶、上智、理科大、MARCHはすべて減少! 志望者増の意外な大学とは?AERA dot.
記事によると
「早慶、上智、(東京)理科大、MARCHがすべて減るなんて、この40年間見たことありません。必ずどこか志願者を集める大学があったんです」 と大学通信の安田賢治常務は、今年度の入試の特殊性を強調する。
来年から始まる大学入学共通テストを避けたいという気持ちが安全志向に走らせたのでしょうか?
さて、気になる来年2021年の大学入試ですが、こちらも
安全志向の傾向が強まり、偏差値が高いところはますます狙い目になる
と予想がされています。
すでにごたついている新法規式の今日つテストの開始と新型コロナウィルスの影響で経済も落ち込む中でアグレッシブな受験が避けられるのは当然のことでしょう。
一方、国立大学の志願者をみてみるとこちらも安全志向が見られたようです。
参考 東大、京大“志願者減” 難関国立で唯一増えた大学は?AERA dot.
東大、京大、旧帝大などの難関国立大から。志願者数は、ほとんどの大学で減少していた。
来年から始まる共通テストでは平均点が5割程度に設定されているようです。
センター試験と傾向も難易度も違うテストが始まるということで戦略も立てづらく、浪人を回避するためにはやはり安全策を取る受験生が増えることが予想されます。