国立大学の追加合格、いつ発表される？人数は？【2024年】

私立大学の補欠合格や追加合格は良く知られていると思います。

特に近年は私立大学の定員厳格化の影響で大量の補欠合格・追加合格が出て、3月末になって合格の連絡が来ることもあり問題となっています。

実は国立大学にも追加合格があります。

2024年も追加合格が発表される予定です。

国公立大学の追加合格は私立大学よりも数が少なく、追加合格が発表されるタイミングもかなり遅いためあまり知られていないのが現状です。

しかし、毎年何人もの学生が国立大学に追加合格をして入学していますので、国立大学が第一志望なら追加合格について知っておいた方がいいでしょう。

そこでここでは

• 国立大学の追加合格発表の日程
• 国立大学追加合格の条件
• 国立大学の追加合格の発表方法
• 過去の各国立大学の追加合格者人数

以上のポイントについて詳しく紹介します。

【88校】早慶MARCH関関同立など私立大学追加合格・補欠合格情報一覧【2024年】

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2024年国立大学の追加合格の日程

国立大学の追加合格はいつ出るのでしょうか？

前期試験、後期試験とともに確認してみましょう。

前期日程・後期日程ごとに欠員が生じた場合に追加合格者が決定されますが、前期日程の追加合格も後期日程の追加合格も同じ日程の3月28日から行われます。

国立大学の追加合格の条件

次に国立大学追加合格者となるための条件を紹介します。

国立大学協会のHPによると

一つの国立大学に入学手続きを行ったものは、他の国立大学の追加合格者とはしない。

https://www.janu.jp/univ/exam/files/2021_200713.pdf

としています。また、

「前期日程」試験の合格者が当該大学・学部に、所定の日までに入学手続きを完了しなかった時は、その受験者について、当該大学・学部としては、前期日程の追加合格者の対象としない。

「後期日程」試験の合格者が当該大学・学部に、所定の日までに入学手続きを完了しなかったときも、後期日程の追加合格者の対象としない。

ともしています。

前期の欠員は前期の不合格者から、後期の欠員は後期の不合格者から追加合格を出すので、入学手続きをしていなかったとしてもそれぞれの期に合格していた場合は対象者となりません。

202４年国立大学の追加合格の発表方法

発表方法は各大学によって異なりますが、大学のHPで追加合格者の予告・発表があり、合格者に電話連絡が行くことが多いようです。

電話連絡がつかない場合は合格者とならないこともあるので、必ず募集要項等で確認をしてください。

例として大阪教育大学の発表方法を紹介します。

電話連絡

大阪教育大学の場合は

日時

合格通知は，３月２８日（日）又は３月２９日（月）に行います。

通知方法

電話により行います。（インターネット出願で登録した連絡先）

意思確認

本人が不在の場合でも連絡が直ちにとれるように所在を明らかにしておいてください。

注意点

なお，本学から連絡の際，再度にわたる電話連絡にもかかわらず，追加合格候補者が不在等のため，本人の意思確認ができなかった場合や，すみやかに意思表明されなかった場合は，入学の意思がないものとして取り扱うことがあります。

としています。

何と電話連絡で、連絡がつかない場合は辞退したとみなされてしまうのです。

万が一のことを考えて、追加合格発表期間は電話に出られるようにしておきましょう。

HPに掲載

横浜国立大学の場合はHPに掲載されるようです。

実施の有無等について、令和６年3月28日（火）までに掲載します。

※予告を行わず追加合格を行う大学もあるので注意が必要です。

国立大学の追加合格者の人数の推移

各大学で発表している場合もあるのでHPや募集要項を確認するといいでしょう。

数としては少ないです。前期試験は第一志望としている志望者が多いため、後期試験の追加合格者の方が多い傾向にあるようです。

東京大学・京都大学での追加合格はまれのようですが、旧帝大でもちょこちょこ追加合格が出ているようなので最後まであきらめずに、追加合格の対象者となった場合は間違いなく手続きができるよう準備をしておきましょう。

追加合格があった大学のその人数を紹介します。

※「学研の進学情報」を参照

※「※」のついた数字は2次募集合格者も含む

※追加合格者はいるが人数は非公表のだいがくもあり。

少し古い資料ですが学研の進学情報で詳しく分析されています。 参考 学研・進学情報

上記の資料によると主な大学の2015年の追加合格者数は以下になります。

国公立大学医学部医学科の追加合格

実は難関とされる国公立大学の医学部医学科でも追加合格が出ています。

東京近郊や大阪京都などの国公立大学の医学部医学科では近年追加合格が出ていないようです。

国立大学の2次募集

追加合格を発表しても定員が充足しない場合は2次募集をすることもあります。

出願期間が短い上に条件が厳しい（願書を直接持参・推薦書が必要など）場合があるので注意が必要ですが、どうしても国公立大学に入学したい場合は情報を集めておくと良いでしょう。

試験内容

試験内容は大学によりさまざまですが下記の方法を取る大学が多いです。

他には、「面接」「実技」「筆記試験」などがある大学もあります。

過去の国公立大学の2次募集実施状況

過去に2次募集の実施状況を紹介します。

2021年は横浜国立大学ので80名の追加募集をしました。

出願期間が短く、直接大学に出願などハードルは少々高いですが横浜国立大学を目指す受験生にとってはまたとないチャンスになりました。

2022年3月17日 【2022年】国公立大学2次募集実施情報【筑波・岡山・静岡・名古屋工業】

2021年3月27日 【2021年】横浜国立大学理工学部で80人の2次募集

2021年3月22日 【2021年】国公立大学2次募集実施情報【横国・金沢・広島・岐阜】

2020年3月27日 2020年入試、国公立大学の2次募集は筑波大学など6大学65人

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